ポケモンUSUM旅パ最強編成の極意!最速殿堂入りと育成の落とし穴
ウルトラ サンムーン 旅 パの構築論は、発売から年月を経た今なお熱烈な議論を呼んでいる。携帯ゲーム機の限界に挑んだハードな難易度、立ち塞がる凶悪なぬしポケモン、そして初見プレイヤーを絶望の淵に叩き落としたウルトラネクロズマの存在。手持ちの6枠をどう埋めるかという選択は、単なる趣味嗜好を超え、スムーズな攻略を左右する決定的な分岐点となる。
かつてないドラマ性と戦略性を両立させたアローラの世界へ再び挑むプレイヤーにとって、練り上げられたウルトラ サンムーン 旅 パの選定は最優先課題といっていい。無駄なレベリングに時間を奪われることなく、南国の島々を効率的かつスマートに踏破するための解を提示する。
なぜ今アローラなのか?3DS後期の傑作が再評価される背景

任天堂株式会社が送り出した携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」。その円熟期を飾った金字塔が、株式会社ゲームフリーク開発、株式会社ポケモン発売による『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』だ。前作『ポケットモンスター サン・ムーン』の骨格を受け継ぎつつ、ディレクターの大森滋氏やプロデューサーの増田順一氏らが仕掛けた意欲的なシナリオとシステム拡張は、世界のコンピュータゲーム産業においても独自の輝きを放ち続けている。
本作の際立つ特徴は、従来のロールプレイングゲームが持っていた「ストーリー進行上のヌルさ」を徹底的に排除した点にある。アローラ地方の豊かな自然を舞台に繰り広げられる試練の数々は、タイプの相性や戦術の甘さを一切許さない。この手応えあるゲームデザインこそが、現代のゲーマーをも惹きつけてやまない理由だ。
【最適解】ストーリー最速走破を可能にする最強旅パ編成

限られたリソースで島めぐりを最速走破するための最強パーティ構成。その中核を担うのは、序盤から終盤まで隙のないタイプ相性と突破力を誇る精鋭たちだ。
最初のパートナーにはアシマリ(最終進化:アシレーヌ)を強く推す。みず・フェアリーの複合タイプは耐性が優秀で、中盤以降の強敵やドラゴンタイプを容易に一蹴できる。特攻の高さと専用技「うたかたのアリア」、そしてフェアリー技「ムーンフォース」の制圧力は他の御三家を圧倒する。
最序盤の1番道路で必ず捕獲すべきはコイル(ジバコイル)だ。でんき・はがねという驚異的な耐性数を持ち、ぬしポケモン戦での受け出しから「10まんボルト」「ラスターカノン」での反撃まで完璧にこなす。さらに、4番道路で加入するドロバンコ(バンバドロ)は、特性「じきゅうりょく」による圧倒的な物理耐久と「じしん」「ばかぢから」の高打点でパーティの物理大黒柱となる。
あくタイプの枠にはハウオリシティの草むらに出現するゾロア(ゾロアーク)を抜擢。特性「イリュージョン」は後述するボス戦で真価を発揮する。残る枠には、飛行要員兼炎アタッカーとしてのヤヤコマ(ファイアロー)や、ゴースト・フェアリーの独自耐性で行動保証を持つミミッキュを組み込むことで、死角のない鉄壁の布陣が完成する。
凶悪ボス「ネクロズマ」を完封する必須技とメタ戦術

本作最大の関門、メガシンカをも超える圧倒的種族値と全能力上昇バフを宿したウルトラネクロズマ。正面から殴り合えば、先手を取られてパーティが半壊するのは避けられない。しかし、育成を過剰に行わずとも、特定の技とAIの習性を突けば完封が可能だ。
最もエレガントな解答が「ゾロアーク×どくどく」戦術である。パーティの最後尾にかくとうタイプやどくタイプを配置し、先頭のゾロアークをイリュージョンでその姿に見せかける。相手のAIは弱点を突こうとエスパー技「フォトンゲイツ」を連打するが、本体が悪タイプのゾロアークには無効化される。その隙に「どくどく」を打ち込み、「まもる」や悪技を重ねるだけで、伝説の巨躯はあっけなく沈む。
ほかにも、頑丈特性を持つレアコイルに「どくどく」を持たせるルートや、「きあいのタスキ」を持たせたポケモンによる「カウンター」「がむしゃら+でんこうせっか」など、搦め手を用意しておくことが最速攻略の生命線となる。
初心者が陥る「育成の落とし穴」と経験値リソースの罠
旅パの構築において、多くのプレイヤーが躓くのが経験値の分散と努力値の偏りだ。道中のトレーナーをすべて倒しながら6体を均等に育てようとすると、肝心な大試練やぬしポケモン戦でレベル不足に陥る。
ストーリー攻略において最も避けるべきは「序盤ノーマルポケモンの抱え落ち」である。序盤の穴埋めとして捕まえたポケモンに経験値を吸わせ続けた結果、中盤以降の種族値インフレについていけなくなるケースが後を絶たない。主力として最後まで連れて行く4〜5体に絞り込み、経験値を集中投下するのが定石だ。
また、技構成において攻撃技ばかりを詰め込むのも危険な罠といえる。「あくび」「でんじは」「リフレクター」といった補助技を1〜2つ残しておくかどうかが、強烈な仲間呼びを行うぬしポケモン戦での勝率を劇的に変える。
アローラ地方を最速で駆け抜ける殿堂入り最短ルート設計
メレメレ島からポニ島に至る島めぐりを最短手数で駆け抜けるには、移動とバトルの導線を無駄なく最適化しなければならない。「学習装置」のオン運用を前提としつつ、無駄な野生エンカウントは「ゴールドスプレー」で徹底的に遮断する。
戦闘設定を「いれかえ」から「かちぬき」にせず「いれかえ」のまま維持すること、技のアニメーション演出をオフにすることは基本中の基本だ。さらに、ポケリフレを活用してポケモンの「なかよし度」を素早く上げておけば、獲得経験値が1.2倍に跳ね上がるだけでなく、確率での攻撃回避や状態異常の自己回復といった恩恵を常時享受できる。
四天王戦および初代チャンピオン防衛戦では、タイプの一貫性を作らせない立ち回りが求められる。アシレーヌとジバコイルの2枚看板がいれば、ハラのかくとう、ライチのいわ、アセロラのゴースト、カヒリのひこうのすべてに対して弱点を突き、アイテム消費を最小限に抑えたまま王座へと到達できる。
時代を超えて磨かれる名作RPGの挑戦とプレイスタイル
緻密なロジックを積み重ねることで、難攻不落に見えた強敵たちが鮮やかに崩れ去っていく快感。それこそが、シリーズ屈指の高難度と称される本作の醍醐味である。適切な旅パの編成とは、単に強いポケモンを並べることではない。立ちはだかる試練のギミックを理解し、その裏をかく知的なカタルシスを味わうためのパスポートなのだ。
時代が移り変わろうとも、練り上げられたゲームデザインが色褪せることはない。南国の風が吹き抜ける島々で繰り広げられる極上の冒険へ、今こそ万全のパーティを率いて繰り出してみてはいかがだろうか。 (出典: ウルトラ サンムーン 旅 パ(Yahoo!ニュース))